愛知県常滑市

コクがあり、キレがある米の旨味。
東春酒造

石垣の上に美しく構えた東春酒造の酒蔵。

「東龍」の誕生。

コクがあり、キレのある、米からの旨味の活きた酒。「東龍」は、そんな酒を目指して醸しています。
創業は、江戸末期・元治2年(1865年)。当時、名古屋城の櫓を建造する予定の材木を史跡散策路「善光寺街道と水屋めぐり」のコース)を建造、 屋号を龍田屋とし、酒造りを始めました。昭和初期までの銘柄は、「菅公」。その後、創業者の名前より東、屋号より龍をとり「東龍」と改め現在に至ります。

今も忠実に受け継がれる
「山廃仕込み」。

洗米、米麹、すべて手作業で行われます。

酒造りは、酒造好適米をふんだんに使い手造りで、昔ながらの山廃酒母の純米酒を始め、特定名称酒のみを醸造しています。
お米は、酒造りと相性の良い、兵庫の「山田錦」と富山の「五百万石」、愛知の「夢吟香」などの酒造好適米を使用。
特に山廃仕込みに重要となる「麹」造りは、機械で忠実に再現するのが難しく、昔ながらのやり方で手造りを続けています。

山廃とは・・・

日本酒造りの本流と言える「生酛(きもと)造り」アルコールを造るための酵母を育てる「酒母」を数週間かけて作ります。
乳酸菌を一から育てる方法ですが、酒母を作る前に蒸米をすりつぶす作業があります。この作業を「山卸」と言い、この作業を行わない「山卸廃止」→「山廃」となります。
山卸は米を溶かす時間を短縮するために行いますが、この工程は麴を使って代替えします。
生酛造りから山卸を廃して、お米を発酵させてお酒にする方法です。

<代表銘柄>

東龍(あずまりゅう)

『酒あまた飲めど東龍ハ又格別一杯又一杯風味津々美味陶然自ら到る桃源境』書家の頑痴庵南陽先生が東龍純米大吟醸を飲まれた折に筆をとり書かれたことばです。その書をラベルとして用いています。東龍純米大吟醸は書のことばのように格別です。
一杯又一杯到る桃源境。 華やかな香り、米からの旨み、柔らかさがあり、キレイな酒質ながら甘辛のバランスがよい。後口には、柔らかな上品さが残ります。
※写真:東龍 純米大吟醸 玲瓏(あずまりゅう じゅんまいだいぎんじょう れいりゅう)

東春酒造株式会社

創業:1865年(元治2年)
公式HP: https://www.azumaryu.co.jp/
住所:愛知県名古屋市守山区瀬古東3丁目1605番地
電話:052-793-3743

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